庭とともに暮らす終の住まい
旧中山道の風情が残る街並みに計画した、50代後半のご夫婦のための終の住まいです。
敷地の中で最も環境に恵まれた南西側にコート(庭)を設け、建物と格子状の塀で囲うことで、プライバシーを確保しながら庭に大きく開いた住まいとしました。リビングやダイニングは庭と一体となり、一日を通してやわらかな陽光を取り込み、窓を開ければ心地よい風が住まいを通り抜けます。
庭を暮らしの中心に据えることで、四季の移ろいや自然の気配を身近に感じながら過ごせる環境を実現しました。外に閉じ、内に開く構成は、都市の住宅地にありながらも落ち着きと開放感を両立しています。
2階には来客用の寝室に加え、将来の間仕切りを見据えた大きな多目的室を配置しました。将来的な二世帯同居にも対応できる柔軟性を備え、家族構成や暮らし方の変化に寄り添います。また、屋上へ上がることもでき、空や周辺の景色を楽しめる開放的な居場所となっています。
自然の恵みを取り入れながら暮らしてきた日本の住まいの知恵を現代に受け継ぎ、庭と室内が響き合う豊かなコートハウスを目指しました。
DATA
所在地 埼玉県蕨市
家族構成 夫婦
竣工 2014年4月
構造規模 木造 2階建(SE構法)
敷地面積 255.55m2(77.30坪)
建築面積 116.77m2(35.32坪)
延床面積 171.33m2(51.83坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
構造設計 NCN(エヌ・シー・エヌ)
施工 株式会社ニート
造園 TOKUZOU(トクゾウ)
備考 エネファーム、温水式床暖房(TES)
写真 Archiplace
















































