敷地の特性を魅力にする
敷地の形状や眺望などを上手に活かすことで、個性的で豊かな空間が生まれると思っています。 周囲を囲まれた敷地でのトップライトや半透明壁からの採光や、プライバシーを守るために一旦壁で囲ったテラスを設けたうえで窓を大きく開けるなど、その場所にあった最適な提案をいたします。
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光と風を活かしたパッシブデザイン
日本特有の四季折々の変化を身近に感じられる住まいを考えるべきだと思います。 現代の生活に見合う気密・断熱性を確保した上で、夏の陽射しをカットし、冬は陽射しを取入れ、 窓を開ければ風が自然に流れる家にしたいと考えています。
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温熱環境(断熱・通気)
次世代省エネ基準(性能表示等級4*)の性能を最低レベルとして、それを上回る性能を確保します。サッシやガラスの性能も年々上がってきており、これからは多少費用はかかりますがZEHレベルやHEAT20 G1グレード、G2グレードを推奨いたします。
*2022年、住宅表示制度の断熱性能等級に、等級5、等級6、等級7が創設されました。断熱材や窓サッシの性能も上がり、現在は等級6レベルを目標としています。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001424534.pdf
<外皮平均熱貫流率(UA値)の比較>(6地域=東京の場合)
・省エネ基準 等級4 0.87
・ZEH適合基準 0.60
・HEAT20 G1グレード 0.56
・HEAT20 G2グレード 0.46
■木造の断熱
木造の場合は、場所や予算などにより充填断熱とするか外張り断熱とするか決めています。 いずれの場合も、壁体内結露対策として、外壁側に通気層を確保することを基本としています。 屋根の場合は、外張り断熱と充填断熱の組み合わせですが、天井面ではなく屋根面での断熱を基本とし、さらに通気層を確保して室内の温度上昇を抑えています。
■鉄骨造の断熱
鉄骨造の場合は、鉄骨部分が結露しやすいので、ボード状断熱材による外断熱が基本になります。防火地域の場合、耐火建築物とするため、認定のとれた外張り断熱工法ととするか、耐火被覆(ロックウール吹付)と繊維系断熱材の組み合わせにしています。
■RC造の断熱
RC造の場合は、外断熱とすることが望ましいですが、コストや納まりの問題がある場合は内断熱とすることもあります。外断熱の場合はボード状断熱材を、内断熱の場合は発砲系の断熱材を使用しています。
■開口部
開口部は目的(採光、通風、開放感、出入りなど)をはっきりさせて、適所適サイズで計画します。 ガラスはすべてペアガラスで、断熱性能が優れたLow-Eペアガラスが標準的になってきています。高性能なアルゴンガスを使用したペアガラスも使いやすくなってきました。また、 最近は防犯性への配慮も重要になってきたため、ガラスの選択肢がとても多様になっています。
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バリアフリー
■床段差
和室等をあえて30センチ程高くする場合もありますが、基本的には段差のないフラットな床にし、デッキテラス等への出入り口の段差もほぼフラットにしています。 スキップフロアの場合も、各フロア内での段差はなくしています。
■通路幅と階段
主要な通路幅は80センチ以上確保し、階段は踏み面24センチ程度、蹴上げ20センチ程度の緩やかな傾斜となるようにしています。
■室内の建具
ほとんど引き戸で計画し、車いすでも移動しやすく、風や空気の流れを妨げない計画にしています。
■温度のバリアフリー
断熱性能を高め、室内の温度差を少なくすることで、ワンルームのような開放的なプランが可能になります。 温度のバリアをすべてなくす方法として、1階全面床暖房アクアレイヤー(水蓄熱床暖房)やサーマスラブ(土壌蓄熱式床暖房)やを提案しています。
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SE構法・耐震性能
木造の場合(3階建は必須)はSE構法を推奨しています。 SE構法とは、品質の安定した構造用集成材を特殊金物で接合する工法で、構造計算によって構造の安全性が担保される、木造構造では最も優れた建築工法のひとつです。 このSE構法を採用することで、耐力壁や柱の少ない広々とした空間が安全に設計可能となります。 また、家の構造部分と内装部分を分けて設計する考え方である「スケルトン&インフィ ル」という手法をとれる、木造構造では最も優れた構法のひとつです。
耐震性能は耐震等級3を推奨し、耐震等級2以上を必ず確保しています。
耐震等級1 極めてまれに(100年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性
耐震等級2 建築基準法の1.25倍の耐震性
耐震等級3 建築基準法の1.5倍の耐震性(消防署や警察署など防災の拠点となる建物の基準と同じ)
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長期優良住宅
「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック型の社会への移行をめざして、H21.6より 長期優良住宅の制度がはじまりました。以下の条件を満たせば、税制やローン金利の優遇が受けられます。
・耐震等級3*以上(建築基準法の1.50*倍)
*長期優良住宅に係る壁量基準の見直し(R5年10月1日施行)がありました。https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001486502.pdf
・省エネ等級4相当(次世代省エネ相当)
・維持管理等級3相当(さや管方式の配水管、ヘッダー方式の給水管、給排水の点検口)
・劣化対策等級3相当(床下空間33cm以上)
・住戸面積75m2以上
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コストコントロール
夢をかなえるために、以下のことに気をつけながら、コストをかける部分とかけない部分のメリハリをつけ、 できるだけ無駄のない設計を心がけています。
■コストを左右するもの
・敷地条件 接道条件、地盤の良し悪し、敷地の広さ等は材料搬入や工事のしやすさに関わり建築費に影響します。
・地域差 地域による格差が、人件費等の影響で2割ぐらいあります。
・建物の形 正形のプランに比べ、L型や凹型のプランでは壁面積が増えるので割高になります。
・建物の仕様 仕上げ材料、設備機器の種類など。
・その他 吹抜けの面積や、スキップフロアの場合も工事費に影響します。
■コストダウンの手法
・建物形状なるべく凹凸の少ない単純な形にする。
・空間の広がりを工夫して、床面積をおさえた設計。
・材料の無駄をなくし、経済的なスパン(梁の長さ)の構造とする。
・優先順位をつけ、必要がないものや後からできるものは思い切って削る。
・使用する材料の種類や職種をなるべく少なくする。
・配管ルートが短縮できる水廻りの配置。
・既製品・規格サイズ(サッシなど)を活用する。
・メーカーから現場までの流通過程の短縮。
・材料や設備機器の直接支給(インターネットでの購入など)。
・建て主の自主施工(左官や塗装など)。
■コストコントロールの流れ
当初予算 …おおまかなご希望を伺った段階で、総予算から地盤改良、給排水の接続、外構工事などの費用をのぞき、建物の想定坪単価から延床面積を割り出し、その面積を目標にプランを考えていきます。
概算見積 …基本設計が終了した段階で、仕様の仮決めを行い、概算見積をとります。
この段階では仕様がすべて決まっている訳ではないので、あくまで概算見積もりですが、予算との開きが大きかったたり、予算の増額も見込めないときは、基本設計の見直しを行ないます。
本見積 …実施設計が終了した段階で、通常は3社程度の施工会社に見積を依頼します。(特殊な施工条件やローコストの場合は特名とする場合もあります)施工会社は地域や実績、経営内容、計画建物への適性を判断して選びます。
見積チェックと再見積 …見積内容に重複や落ちがないかチェックするとともに、比較表を作り見積をくらべます。予算オーバーの場合、度合いに応じて減額案を作り、再見積を依頼します。
仕様変更だけで調整可能な場合もありますし、若干の形の変更に及ぶこともあります。
また、必要に応じて他の施工会社に見積依頼をすることもあります。
契約金額の確定 …見積調整後の最終金額をどうするかは、建て主の判断になります。
予算を増額して決着する場合もありますし、当初予算を優先し設計変更で落とす場合もあります。
建築士として必要な助言を行ないます。
工事中の変更 …工事の追加や変更に関しては、まず見積をとり建て主の了解を得た上で施工することが原則です。
竣工後の精算 …工事段階での追加・変更工事は竣工の1ケ月後に精算します。
■家を建てる時に必要な手続きと費用
土地を探して家を建てる場合、必要な手続き、依頼先、費用の目安は 家を建てる時に必要な手続きと費用 一覧表PDF
■注文住宅の坪単価・工事費の参考となる公のデータ
>>住宅金融支援機構 フラット35S利用者 調査結果データ
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