千駄木の家

狭小地・テラス・ロフト・地下RC・鉄骨造3階建て・インナーガレージ・屋上テラス

20坪弱の変形敷地に建つ地下1階+地上3階建ての鉄骨造の住宅です。
駐車スペース(2台分)を確保した1階(玄関と水廻り)はボリュームを抑え、通りに対する圧迫感を少なくしています。一方で2階は平面的に最大限確保したLDK+和室を設け、バルコニーは敷地境界に沿った壁で囲み、プライバシーが守られた広がりと和みの場にしています。3階には寝室を設け、天空率(高さの緩和)でかたちづくられた形状を室内にあらわし、天井の高い部分にはロフト(物置)を設けています。屋上は物干しや植物を育てたりする屋外の多目的スペースで、1階から半階下りた地下は、1.5層分の天井高の趣味室と、半階分の天井高の納戸になっています。
狭小敷地の厳しい条件の中で、法的な緩和(面積除外部分や天空率緩和)を活用し平面的にも容積的にも最大限使って居住スペースと収納スペースを計画した住宅です。

DATA

所在地  東京都文京区
家族構成 夫婦+子供3人
竣工   2007年4月
構造規模 地下鉄筋コンクリート造+地上鉄骨造3階建
敷地面積  64.69m2(19.57坪)
建築面積 37.92m2(11.47坪)
延床面積 127.39m2(38.54坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
構造設計 桐野建築構造設計
施工   株式会社薮崎工務店
備考   オール電化住宅、エコキュート、温水式床暖房(ヒートポンプ式)、外張断熱通気工法
写真   Archiplace

設計・工事経過ブログ

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ようこそ、我が家へ 〜ゆったりと空気が巡る、光が巡る〜 エコガラスのWEBマガジン
MY MOME+ VOL.16 エクスナレッジ(2010.1月号)
「理想の家をつくるアイデア353」(2012.6月号)

ようこそ、我が家へ 〜ゆったりと空気が巡る、光が巡る〜 エコガラスのWEBマガジンより抜粋

「昼間は、太陽の光だけで過ごせる家にしたい!」。それは、どうしてもゆずることができないS様ご家族の希望でした。当然、窓が多くなると思ったS様は、快適に過ごすために窓ガラスにもこだわってほしいとリクエストをしたそうです。

その結果、石井先生が選んだのがエコガラスでした。おかげで、夏の西日が気にならない、冬は家の中に日だまりができ、ポカポカで快適。まさにお財布にも体にも優しくて大正解だそうです。

S様ご家族の希望は、それだけではありませんでした。車2台を停められる駐車場、半地下の収納兼書斎、容量の大きな収納、掘りごたつ、制限内で目一杯広い家にしたいetc…と、いろいろな希望をお持ちだったそうです。

加えて、東京の下町で、道路が狭く坂も多いこのエリア。さらに、70m²弱という敷地面積。容積率や道路斜線などの制限をクリアし、プライバシーを確保した明るい家をつくるとなると、なかなか難しそうですが、「それを考えるのが建築家です。むしろどんどん希望を話してもらうほどいいんですよ」と建築家の石井氏。

設計に当たっては、単に希望のものを詰め込むのではなく、生活に合わせてどのフロアになにを配置するかを決め、それからそれぞれの仕様や使い勝手を考えていったそうです。

近藤氏曰く、「建築家との家づくりは、望んでいる生活を実現する手段」。一見バラバラな希望でもきちんと話してこそ実現できるもの。

半地下のサンドバック、子ども部屋の天井にアンカーを設置してさげたブランコなど、S家だからこその仕様なのです。

その結果、完成したマイホームに、予算も含めて希望がかなったと、ご夫妻も大満足だそうです。

ようこそ、我が家へ 〜ゆったりと空気が巡る、光が巡る〜 エコガラスのWEBマガジン

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