まりレディスクリニック

婦人科・RC造・平屋・借景・外断熱

クスノキを中心に開くレディスクリニック

500坪の敷地に建つ住宅とクリニックの建て替え計画のうち、レディスクリニック部分です。

敷地の中心には、長い年月をかけて地域を見守ってきた大きなクスノキが立っています。計画では、このクスノキを敷地の象徴として捉え、住宅とクリニックを別棟で配置。人や車の動線も整理することで、それぞれが適切な距離感を保ちながら共存できる環境をつくりました。

クリニックは既存の構成を継承しながら、院長室と処置室を拡充し、患者さんとスタッフの動線を明確に整理しています。待合室は視線の抜けや光の入り方に応じて複数の居場所を設け、その時々の気持ちに合わせて過ごせる空間としました。

また、各室には自然光を取り込み、クスノキの姿を望む窓を配置。竹のフローリングや間接照明などの素材・照明計画とあわせて、診療前の緊張を和らげ、落ち着いて過ごせる環境を整えています。

大きなクスノキを中心に据え、自然の存在を身近に感じながら安心して過ごせるレディスクリニックです。

DATA

群馬県
竣工 2010年7月
構造規模 RC造平屋建
敷地面積 1355.93m2
建築面積  177.29m2
延床面積 158.96m2
施工 石川建設(株)
構造 桐野建築構造設計
コーディネート OZONE家づくりサポート
サーマスラブ(土壌蓄熱式床暖房)
RC外断熱通気工法
撮影 Archiplace
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設計・工事経過ブログ


クリニックは高さを抑えた片流れ屋根の平屋で、鉄筋コンクリート造の外断熱


クスノキに向けて各所に窓を設けた雁行した形態


アプローチ  高さを低く押さえた軽やかなキャノピーと1/20勾配のスロープ  正面には移植したワビスケが見える

敷地のシンボル的存在の巨大なクスノキを活かした配置と平面計画  奥に母屋が見える


玄関扉は木製格子のはまった框ドアで、人の様子が見え隠れする


入り口から待合室を見る コンクリート打ち放しの壁と竹フローリング 右は受付


待合室 クスノキに向かって開かれた大きなコーナー窓


心配で緊張している患者さんを少しでもリラックスさせる空間づくり


待合室から玄関側(土足)を見る  玄関から待合室が丸見えにならないように受付カウンターを出っ張らせている


受付カウンターは床と同じ竹縦層合板


待合室から中待ち方向を見る 左手コーナー窓はデスクとして使用できる


待合室には明るい場所と暗めの場所を用意  患者さん達が向かい合わないように椅子の向きを変えている


中待ち 竹フローリングの床と壁を間接照明が照らす  引き戸にも竹フローリングを張っている


診察室の天井は高く、北側上部に設けた横長連続窓から安定した光が入る


初診室、内診室、処置室1、処置室2はパーテーション(高さ2m)で仕切る  スタッフ動線沿いに収納・作業台を兼ねた流し台


処置室1 天井が高く北側の高窓から外の様子も感じられる


中待ち(廊下)は機材の搬入を考慮した幅1.25m  左はレントゲン室の入り口


窓で切り取られたクスノキが随所で見える


トイレ  アンモニア臭などを吸着分解する火山灰クリームを天井と壁に塗っている


[左]トイレブース内には検尿コップの小窓付き  [右]トイレと隣り合わせの汚物流しコーナーは吸音パネルで囲って音漏れ防止


受付  薬剤やカルテラックなど備品を納める棚を造作


院長室 窓側に客用テーブル、右奥にデスクを置き、正面壁には絵を飾る


レントゲン室  天井、壁、巾木、床は散乱線防護の性能を持つ材料で仕上げている

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夕景(外構未整備時)

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