高窓のアトリエ 進行中

旗竿敷地、アトリエ、木造2階建、高窓、土間床

東側道路から朝日が入り、南西側まで光が抜ける敷地条件を活かし、1階と2階にアトリエをもつ制作拠点を計画しています。外観は玄関ポーチと2階テラスの凹みが立体的な陰影を生み、奥に配置したアトリエAへの視線を自然に遮る構成としました。道路との高低差はスロープで緩やかにつなぎ、縦列2台分の駐車スペースを確保しています。
1階には玄関・倉庫・アトリエBを配置し、階段上部の窓から入る柔らかな明かりが空間を明るく保ちます。倉庫には造作棚や階段下の収納を設け、制作道具を整理しやすい環境を整えています。アトリエBは高窓から採光を確保し、作業台やラックを壁面に沿って配置することで、シンプルで使いやすい作業空間としました。
2階に上がると、引き戸の先に広がるアトリエAが現れます。南西側いっぱいのガラス窓により、外へ視線が抜け、均質な光が室内に広がる明るい制作スペースです。北東側の高窓は隣家に配慮しながら光を取り入れ、落ち着いて制作に集中できる環境をつくっています。階段室とは、腰壁付きFIX窓と引き戸で緩やかに仕切り、光や気配を適度に共有できる構成としました。道路側へ視線の抜ける2階テラスは、制作の合間の休憩に使える半屋外のスペースとして計画しています。

DATA

所在地  関東
家族構成 -
竣工予定 2027年1月中旬
構造規模 木造2階建(在来工法)
敷地面積 130.06m2(17.97坪)
建築面積 59.39m2(28.58坪)
延床面積 108.95m2(32.95坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
構造設計 中村哲建築設計事務所
施工   未定

 

設計・工事経過ブログ


南東側の鳥瞰 道路側から朝日が入り、母屋側から南西側空き地まで一日中日がさし明るい


道路側からの外観 玄関ポーチと2階テラスの凹み 奥のアトリエAのプライバシーは守られている


2階 階段を上がって引き戸を開けてみたアトリエA


アトリエA 高窓の均質光と長い壁面が、制作に集中できる環境をつくる


アトリエA 階段室側を見る お持ちのマップケースや大テーブル、本棚、デスクや色棚等が配置される。階段室との仕切りは、腰壁の上にFIX窓と引き戸の組み合わせ


正面から見たテラス 道路側に抜けている


2階 階段室側から見たアトリエA 南西面の横幅一杯に設けたレール ガラス窓越しに作品を一望できる


1階 アトリエB 正面の壁には左から新規のシンク、作業台、スチールラック、脚立、スチールラック、マップケースが並ぶ


1階 アトリエB南西側やの高窓から明るさを確保 右側の空いたスペースにプレス機を設置

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