農地転用や開発許可などを経て市街化調整区域に計画した5人家族の住宅。
南側に広がる農地や電車の見える景観を活かすこと、自然の恵み(光・風・雨)の有効利用、趣味を大切に暮らせることが家づくりのテーマです。
建物は南側に傾斜した屋根のシンプルな形態で、屋根の高い北側にだけに2階を載せています。主要な部屋に光と風を取り入れ、太陽光発電パネルを効果的に載せるために生まれた形です。
1階のLDKは天井が高く、2階と繋がっていて、南から入った風は子供室(2階)を通って流れていきます。
農地に向かって大きく張り出したデッキテラスは、外部空間と室内の結び付きを強め、内外の一体的な使い方を可能にしています。
家族や友人たちとバーベキューをしたり、薪ストーブで料理を楽しんだり。アウトドアが大好きな家族が、自然に触れながら暮らしていくという夢を叶えた住まいには、ゆったりとした時間が流れています。
DATA
所在地 神奈川県横浜市
家族構成 夫婦+子3人
竣工 2012年9月
構造規模 木造2階建(在来工法)
敷地面積 299.54m2(90.61坪)
建築面積 88.87m2(26.88坪)
延床面積 126.40m2(38.24坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
施工 有限会社リモルデザイン
備考 太陽光発電、電気式床暖房、充填断熱通気工法、薪ストーブ(ストーブ工房山林舎)
写真 Archiplace