住まいに対する思い入れが強いベルギー人のご主人とワインがご趣味の奥様、二人の小さな子供さんの住宅。雛壇状に造成されていた土地の擁壁と外階段を撤去・改造して、駐車場レベルに玄関と地下室を設け、屋内階段で1階のLDKへアプローチさせることで、敷地の可能性を最大限引き出した計画です。地中障害物、壁面後退、高度斜線の制約の中で高さをフルに使い、部屋の用途に合わせた天井高さやスキップフロアの構成で、空間にメリハリをつけています。
季節の移り変わりや時間によって変化する太陽の光を要所で取り込み、それぞれの場所で光の変化を感じられる住まいになっています。
DATA
所在地 東京都大田区
家族構成 夫婦+子供2人
竣工 2015年7月
構造規模 地下鉄筋コンクリート+地上木造 2階建(SE構法)
敷地面積 216.53m2(65.50坪)
建築面積 84.90m2(25.68坪)
延床面積 235.16m2(71.13坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
構造設計 NDN(エヌ・ディー・エヌ)
施工 ジェイホームズ株式会社
備考 温水式床暖房(TES)
写真 Archiplace
擁壁改造前の雛壇状の造成地