蕨市のアンティークリフォーム

マンション住戸リフォーム・アンティーク・リノべ

奥様の積年の思いをついに形にしたマンションの住戸リフォームです。細かく区切られた台所・居間・和室をよりオープンな一室にし、和室だったところを居間に、居間だったところを食堂に配置替え。廊下と台所、観葉植物を置く窓際をタイル貼にして、居間と食堂はお気に入りのウォールナットのフローリングに改修。ヨーロッパで購入された数々の物やお持ちの家具とバランスを取るように、アンティークのドアを購入しブライワックスで着色、アイアン金物のバーンドアに仕立てました。最上階で角部屋にあたるこの住戸。天井と壁の一部を断熱補強。北側の窓には内窓を取付けました。結露によりカビてしまっていた北西角の子供室は、窓際の断熱とともに主寝室との間に通風用の内窓を設けて風通しを改善。廊下にはミリ単位で計画した奥行きの深い大容量の収納を造作。お持ちの鏡をはめ込んだ引き戸と折れ戸を組み合わせた収納扉は、アンティークのバーンドアと木部の色をあわせて統一感を持たせています。

DATA

所在地  埼玉県蕨市
家族構成 夫婦+子供1人
竣工予定 2022年5月
構造規模 鉄筋コンクリート造5階建ての5階部分
延床面積 95.20m2(28.79坪)
改修面積 70.00m2(21.17坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
施工   (株)高砂建設
写真   大沢誠一(OS)+Archiplace(AP)

 

設計・工事経過ブログ


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Sketch


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  • 掲載
  • 建主の声
<relife+(リライフプラス) Vol.50の記事から転載>

断熱性アップや食洗機の導入を切望!

2009年からの3年間、夫の仕事の関係で長男とともにドイツとイタリアに滞在していたWさん夫妻。現地でゆとりのある広さの賃貸住宅に暮らしたことから、帰国後の住まいも広さが欲しいと、所有していたマンションを買い替えました。最上階で広さは95㎡。ワイドスパンの好条件の住まいながら、数年暮らすうちにリノベーションしたいと考えるようになったとか。いちばんの理由は「夏暑くて冬寒い家」だったこと。「夏、帰宅すると猛烈に暑くて、エアコンをつけてもなかなか冷えないんです。冬は北側の部屋が特に寒く、結露によるカビも発生していました」(ご主人)。

奥さまが製図を仕事にしていることから、ベースの間取り図は奥さまが作成し、奥さまの知人に紹介された建築家の石井正博さん、近藤民子さんとともにリノベに取り組むことに。「途中、天井に断熱材が入っていないという衝撃の事実が判明して、石井さんに『これは暑いはずです』と言われてしまいました(笑)」と奥さま。新たに断熱材を入れて、北側の窓にはインナーサッシを追加。悩みのタネだった暑さ寒さをだいぶ軽減することができました。海外生活で「洗濯機と同じくらい必要なもの」と実感した大型の食洗機の導入と、和室をリビングに取り込んで押し入れに代わる収納を別に設けることも、リノベでぜひかなえたかったこと。キッチンは海外製の食洗機が組み込めるステンレスカウンターのフレームキッチンを選びました。

「わが家は夫も息子も料理をするし、遊びに来た友人がキッチンに立つことも。厨房風のキッチンは、どこに何があるかがひと目で分かるので使いやすいと好評です。掃除がしやすくなったのもうれしい」(奥さま)。

ご主人は、和室とキッチンの仕切りがなくなり、LDKが段差のないワンルーム空間になったことで住みやすさを実感。生活スタイルに変化があった50代前半でのリノベを「とてもいいタイミングでした」と笑顔で振り返るふたりです。

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