武蔵野の家

吹抜・テラス・地下RC・木造・地下1階地上2階建て

限られた都市スペースの中で、自然を感じながら、快適な住空間の確保する事を考えました。外部のエネルギーを建築的にコントロールしながら、健康的でエネルギー効率のよい室内環境をつくっています。家族や友人が集まるリビングダイニングには、南側にテラス窓、北側に高窓、東側吹き抜け上部に大きな窓を設けています。南側の大きな窓からは隣家と空間を共有する庭が眺められ、交流の場であるデッキへとつながっています。北側の高窓は、熱を逃がすとともに、やわらかな間接光を室内に取り入れます。東側上部の窓からは、朝の日差し、雲の流れ、ガラスの伝う雨、台風の猛々しさ、しんしんと降る雪、星の輝きまで手に入れることができます。この3つの窓が一日の光の変化を楽しませ、都市にいながら自然や地域との関わりを感じさせてくれます。

DATA

所在地  東京都武蔵野市
家族構成 夫婦+お父様
竣工   1998年4月
構造規模 地下鉄筋コンクリート+木造2階
敷地面積 164.37m2(49.72坪)
建築面積  65.61m2(19.85坪)
延床面積 132.29m2(40.01坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
構造設計 鑓構造設計室+設計事務所アーキプレイス
施工   宗建築株式会社
備考   温水式床暖房(TES)、充填断熱通気工法
写真   Archiplace

  • 掲載
  • 建て主の声

Proto House Vol.5(2003.Spring号)
スタイルのある部屋vol.2 宝島社(2003.5月)

<OZONE 建て主からの推薦状より>
明るく暖かい家が依頼のコンセプトでしたが、真冬でも晴れていれば暖房はほとんど要りません。とても満足しています。敷地の制約から、思い切って地下室をつくり、オーディオルームと書斎兼用の部屋としました。趣味的な要素を地下室に移行したことで、日常使用する寝室やリビングなど生活の場の空間にゆとりが生まれ、こぢんまりとしているがらも、息苦しさをまったく感じさせません。

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