築70年の古い民家の一部のリフォームです。
漠然と広すぎる昔ながらの居住スペースを、広さや動線を見直し、日常の生活空間(LDK、寝室、水廻り)を改修部分にコンパクトにまとめることで、
機能的で快適な居住スペースとなるように計画しました。また、耐震補強を行ない、段差を解消し、断熱を改善して安全性と居住性を向上させています。
室内は明るくなるよう床と天井を白くし、壁を明るい木の表情としました。壁の木はシナ合板300×1800を千鳥に張り、横方向の広がりと柔らかい表情を与えています。
寝室では既存の上がり天井部分に照明を入れ、半透明のプラダンを千鳥に木の押縁で止ることで、優しい光の空間をローコストで作っています。
DATA
所在地 広島県三次市
竣工年月 2009年12月
家族構成 ご夫婦(70代)+娘さん
構造規模 木造2階建て1階の一部
改築面積 67.00m2(20.27坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
施工 株式会社アマノ
写真 Archiplace(AP)