築50年の木造住宅の店舗部分を耐震改修し、新しい生活の場にリノベーションした事例です。
既存の天井を解体して、屋根裏の小屋組を室内に表した傾斜天井の大きな空間を確保。その東西にロフト、浴室洗面、倉庫を設けて、その間にできる谷(Valley)のような場所をLDKにしました。採光面となる北側は半透明の壁として、道路からのプライバシーを守りながら部屋全体にやわらかな光を取り入れています。南側の壁(壁面収納)と天井は、光を反射して小屋梁が引き立つ白で仕上げ、東西の壁と床は針葉樹合板の木目を活かしたラフな仕上げとして対比させています。
DATA
所在地 広島県三原市
竣工 2004年5月
家族構成 ご夫婦+愛猫
改築面積 41.13m2(12.44坪)
新居床面積 34.08m2(10.30坪)
ロフト面積 15.60m2( 4.72坪)
その他面積 7.05m2( 2.13坪)
設計監理 設計事務所アーキプレイス
施工 クラージュ・プラス
写真 花田憲一(HK)+Archiplace(AP)